2018年度水曜公開講座公共政策の現在

公共政策は、特定の政策分野を指すものではなく、多種多様な公共問題に対処するための政策集合に与えられた総称に過ぎないと言われます。けれどもそれは、対外的な事項を内包する防衛・外交政策、そうした要素と関係する金融・財政・経済政策、産業・環境政策や、対内的な問題を主として取り扱う労働・福祉政策、教育・文化政策などのように、われわれの日常生活に密接に関係しています。今年度の水曜公開講座では、そうした政策分野に直接に関与し発信して来られた方々、その全体を支える思想を研究者の立場から哲学的に問い続け、或いは政策から一線を画して政治・行政過程全般を観察して来られた方々をお招きして、「公共政策の現在」を浮き彫りにしたいと考えています。

日時 : 2018年10月10日~11月14日の毎週水曜日(計6回) 午後6時~午後8時
場所 : 京都大学吉田キャンパス 法経済学部本館1階 法経第七教室

プログラム(講座構成)

第1回(10/10)「公共哲学と公共政策」

井上達夫氏(東京大学教授)

第2回(10/17)「金融論と金融政策」

白川方明氏(青山学院大学特任教授)

第3回(10/24)「マスメディアと政治」

薬師寺克行氏(東洋大学教授)

第4回(10/31)「教育政策と文化行政」

寺脇 研氏(京都造形芸術大学 客員教授・理事)

第5回(11/7)「経済思想と経済政策」

猪木武徳氏(大阪大学名誉教授)

第6回(11/14)「総括と展望」と修了式・交流会

大石 眞(京都大学名誉教授・連携研究員)

受け付けは終了いたしました。多数のお申し込みいただきありがとうございました。