進路・就職

修了生の声

松村 勉(2期生OB)

松村 勉
出身大学
関西学院大学商学部経営学専攻
所属クラスター
行政組織間交渉
就職先
G21GROUP

「The great teacher inspires」- 私は四十歳を過ぎて、本院に入学させて頂いた異色の学生でした。学部生だった頃、高度成長時代は終焉を迎えようとしており、私は起業の道を選択しました。幸いにも大手旅行会社も出資してくださり、地域活性化やモチベーションの専門会社として多くの実績を積ませて頂きました。

多くの仕事が自治体からの業務であったこともあり、やがて、「公共政策」に深く興味を抱くようになりました。そんな中、「知恵は、知識があってこそ、本当に役立つ!」とある方から言われ、強い衝撃を受け、本大院の門を叩くことにしました。

仕事を続けながらの通学は大変であり、神戸、京都を二往復したこともあります。しかし、各専門領域を極められた一流の先生方との出会い、志高き素晴らしい仲間との出会いは、私の生涯の財産となりました。「火がつきました!」 おかげさまで、今では本業の他、本院や他学での教員や研究員、自治体での特別職もさせて頂けるようになれました。

私は学部卒業の時、人生を「起・承・転・結」で描いていこうと決意しました。「転」として選んだ本院への入学は、「新たなステージへのステップアップ」にすることができました。今後、本院で得た専門知識、素晴らしい人脈を生かし、自分が「公」で果たすべき役割を問い続けながら、邁進していこうと考えています。

匿名希望(8期生OG)

出身大学
京都大学法学部
所属クラスター
行政組織間交渉クラスター
就職先
京都大学

京都大学公共政策大学院が理念に掲げる「公共的な役割」とは、一体何でしょうか。私は、人々が当たり前に生活を送れる基盤を支える役割だと考えます。

公共部門の業務の存在は、日常に余りに浸透しているが故に、普段さほど注目される訳ではありません。しかし、ひとたび行政やインフラといった公共部門がなくなれば、私達の「当たり前」は危機に晒されるのではないでしょうか。

この様な業務は、例え一個人が後世に名を刻む訳ではなくとも、十分に担う価値があるものだと思います。

そんな事に気づく事ができたのは、公共政策大学院に進学したからでした。キャンパスの一隅にあった自習室にはいつも遅くまで光が灯り、誰かが勉学に励み、時には議論を交わしていました。公共部門を志す仲間達や、ご指導下さった先生方に巡り会えた事こそ、大学院で得た一番の財産だと思います。

また大学院では、「行政評価・政策評価」「地方行政分析」等の展開科目やケーススタディの授業に参加し、自主活動としては長浜市でのフィールド調査を通じた政策提言を行う等、充実した2年間を過ごす事ができました。