EVENTS

  • 自治体首長(京都府西脇隆俊知事)講演会(10/6開催)~「あたたかい京都づくり」をめざして~を開催しました

自治体首長(京都府西脇隆俊知事)講演会(10/6開催)~「あたたかい京都づくり」をめざして~を開催しました

2022.10.21

自治体首長(京都府西脇隆俊知事)講演会~「あたたかい京都づくり」をめざして~を開催しました。

参加頂けなかった方も、下記リンクからYouTubeで当日の動画をご覧頂けます。

講演動画

講演資料
募集ページへのリンク

日時:2022年10月6日(木) 16時50分~18時30分(開場16時20分)
場所:京都大学 法経済学部本館1階 法経第四教室(京都大学吉田キャンパス)

西脇知事プロフィール

講演概要

今回の自治体首長講演会では、京都府知事の西脇隆俊氏に御講演を賜りました。

講演会の冒頭、西脇知事は、現在の厳しい国内・国際情勢を踏まえると、将来、2022年は「大転換の年」であったと評価されるのではないか、これは東京への奠都により人口が3分の2になるなど京都が衰退の局面にあった明治維新後の時期に重なるものがあるということを指摘されました。

しかしその上で、当時の京都が人づくりや産業振興に力を入れたこと、そのことが後の京都の発展を繋がったことを紹介され、現在の京都にもそのような潜在能力の高さがあると力を込めて話されました。具体的には、人づくりとして、町衆が中心となり日本初の小学校を作ったこと、京都大学が今この地にあるのも、当時の京都府が土地を購入し、第三高等中学校を誘致したことに始まることなどを紹介されました。産業振興としては、琵琶湖疎水を作ったことによって日本初の水力発電所や路面電車ができ、こうした基盤の上に今では日本最先端を行く京都の企業の多くが、当時ベンチャー企業として誕生したことを紹介され、京都は「危機をばねにさらに打って出る地域」であると述べられました。

講演の前半では、新型コロナウィルス対策にはじまり、現下の原油・物価高騰等に対する対応について、国の動きに呼応しつつ、府の行政が実際にどのように動いているか、京都市や近隣府県、医療現場との連携といった現場のご苦労などにも触れつつ、具体的かつきめ細やかな対応の内容をご紹介いただきました。
また、後半では「あたたかい京都づくり」を掲げ、現在見直しを進めておられる京都府総合計画の内容について紹介され、京都府という行政府の長としてのお立場に加え、国家公務員として長年取り組まれたご経験や視点なども交えつつ、子育てなど住民目線のお話から、文化を活かしたグローバルな発信の重要性に至るまで多岐にわたるお話しを頂き、行政官など公の仕事に就こうと考えている学生を中心に、多くの参加者が西脇知事のお話を熱心に聞き入っていました。

講演の最後には質疑応答の時間もあり、京都の将来像や府政における実際の政策形成の過程など参加者により多岐にわたる質問が参加者によって投げかけられ、それに対し知事は熱くかつ学生にも分かりやすいように丁寧に語られ、非常に白熱した講演会となりました。

公務ご多忙な中、ご出講頂きました西脇知事、ありがとうございました。

【京都府知事 西脇知事 ご講演の様子】

【質疑応答の様子】

主催:京都大学公共政策大学院
本講演会には大和リース株式会社から京都大学公共政策大学院への寄附金が活用されています。

問合せ先:自治体首長講演会 運営事務局 kyotouniv.lectureseries@gmail.com

⇒過去の首長講演会はこちらから

一覧に戻る