全国知事会長(鳥取県平井伸治知事)講演会「リトルで利取る~鳥取県からの挑戦~」を開催しました。
2022.07.06
全国知事会長(鳥取県平井伸治知事)講演会「リトルで利取る~鳥取県からの挑戦~」を開催しました。
参加頂けなかった方も、下記リンク
講演資料(約12MB ファイル容量が大きいのでご注意下さい)
日時:2022年6月24日(金) 16時50分~18時30分(開場16時20分)
場所:京都大学国際科学イノベーション棟西館5階シンポジウムホール
平井知事プロフィール
https://www.pref.tottori.lg.jp/47286.htm
講演概要
今回は自治体首長講演会の第1回として、鳥取県知事で全国知事会会長でもある平井伸治氏に 御講演を賜りました。
講演会の前半では、まず、言葉で相手の心を掴むことが民主主義において大切だとのお話がありました。
その上で、スターバックスコーヒーが無い最後の都道府県となったことを逆手に取ってPRされた鳥取砂丘、それをきっかけに地元から誕生した「すなば珈琲」や、新幹線がないことをもじった新甘泉梨(しんかんせんなし)などの鳥取県の魅力に加えて、効果的な宣伝のために知恵を使うことの大切さを、ご自身が体験されたエピソードを交えながら紹介されました。知事が時折繰り出すジョークに会場は笑いであふれていました。
講演の後半は、そのような和やかな雰囲気とは打って変わって、平井知事が民主主義・地方自治の価値を熱く語られました。
リンカーンのゲティスバーグ演説や、「地方自治は民主主義の学校である」という言葉で有名なジェームズ=ブライスの言葉を引用して民主主義・地方自治の重要性を強調され、鳥取県、全国知事会という地方の主体が本物の民主主義の実現に奮闘するべきであるという御自身の思いを語られました。
知事が胸に秘められている地方自治の思いを実現するために、鳥取県が「スモールメリット」を活かして取り組まれているさまざまな工夫を紹介されていました。実際にコロナ対策や災害対策などに活かされていることも知ることができ、参加者にとって地方自治の意義を考える上で非常に学びの多い講演になったことと思います。
講演の最後には質疑応答の時間もあり、大学で学ぶ意義や進路の悩みなど学生ならではの質問に知事が御自身のご経験も交えながら熱く語られ、非常に白熱した講演会となりました。
知事会長としての役割もこなされ東奔西走される日々の中、ご出講頂きました平井知事、ありがとうございました。
主催:京都大学公共政策大学院
本講演会には大和リース株式会社から京都大学公共政策大学院への寄附金が活用されています。
問合せ先:自治体首長講演会 運営事務局 kyotouniv.lectureseries@gmail.com
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