飯田 夏帆(いいだ なつほ)

- 入学年
- 2024年(令和6年)
- 出身大学
- 京都大学法学部
- 所属クラスター
- 地球共生クラスター
コロナ禍の直撃とともに迎えた大学時代は制約尽くしでした。自由に物事を考え、同年代の友人との議論を通じて自分の意見を磨いた実感に乏しく、その一方で国際政治学や国際法の講義に惹きこまれていた当時の私には、大学院進学という選択肢がいたって自然なものに映りました。アカデミアに身を置くより、一刻も早く社会に出て経験を積むべきかとも一瞬迷いましたが、学部時代に得た知識を深めたく、たかが2年、されど2年の気持ちで自分に投資してみようと京大公共を選びました。
入学後は周囲の方々にも恵まれ、充実を具現化したような日々を送っております。学部時代とは比にならぬほどプレゼンの機会があり、事前準備に追われる毎日ですが、特に実務家教員から得られるフィードバックは大いなるやりがいをもたらしてくれます。課題の検討を通じて、自分がその立場ならどうするかという当事者意識を磨くことができ、自分の意見を求められることの有難みを日々痛感しています。社会人学生の方々と同じ場で学ぶことの相乗効果も魅力の一つであり、成長をもたらす刺激があちこちに転がっています。外部のゲストによる講演機会も多く、さらに個人ではできないことも自主活動を通じて実現できるのが京大公共ならではだと思います。
引き続き京大公共での学びを通じて問題分析力、洞察力、大局的視点を身につけ、予測可能性の低いこれからの時代を担える人材を目指し研鑽を積む所存です。残りの院生時代が、多少のことでは揺るがぬタフさの糧になることを願いつつ、存分に楽しみ尽くし過ごしたいと思っております。