在学生の声

小寺 立名(こでら はるな)

小寺立名
入学年
2022年(令和4年)
出身大学
京都大学法学部
所属クラスター
行政組織間交渉クラスター
職業
弁護士(おかやま丸の内法律事務所)

私は長期履修制度を利用して、4年間かけて履修しています。 弁護士の仕事をつづけながら、週2回程度、大学院に通っています。

私が京都大学公共政策大学院への進学を考えたのは、普段、地方自治体の行政に関わり、法的観点から助言をする仕事に従事する中で、あらためて行政の様々な制度(たとえば税財政制度や国と地方の役割分担など)がどのような考え方に立って設計され、どのような変化の流れにあるのかを知り、人口減少の中で将来にわたり行政サービスを維持するにはどうすればよいのかを考えたいと思ったからです。

普段の業務は個別具体的な課題への対応が中心であるため、大きな流れや根幹を見失いがちです。個別の課題への対応に追われる中で、私にとって、大学院へ通う時間やそこで履修する時間は、仕事を離れ、じっくりと基本を学び、行政や政策のあり方を考えることができる貴重な時間です。

受講するどの科目も、行政や政策の根幹をとらえる「見方」を示していただいており、さらに深く考えるきっかけになっています。 京都のまち、そして京都大学公共政策大学院は、最高の知識を得ることができる贅沢な空間です。