在学生の声

杉浦 太秀(すぎうら たいしゅう)

小寺立名
入学年
2024年(令和6年)
出身大学
同志社大学政策学部
所属クラスター
政策分析・評価クラスター

学部時代、私は統一地方選挙でのボランティア活動を通じて、政策立案や運営に必要な専門性を持つ人材が限られている現実を目の当たりにしました。それまで観察者として行政を見ていた私ですが、プレイヤーとして社会に貢献する使命感を抱き、この大学院の門をたたきました。

京大公共は「社会と学びが繋がる場」であると考えています。経験豊富な実務家教員や各界で活躍する卒業生との交流を通じて、理論を「生きた学び」へと昇華し、社会の一員としての自分自身を見つめ直す契機を絶えず与えてくれます。

実務家として行政に携わるには、制度や理論の理解に加え、現場の「思い」に共感し、それを咀嚼して活かす力が必要だと考えています。京大公共には、こうしたスキルの成長を促す多様な訓練機会があります。

例えば、授業で得たご縁をきっかけに地域のワークショップに参加し、住民の等身大の思いに触れる中で、課題を住民目線で捉え直す力を培いました。また、企業との共同研究では、政策立案の現場に触れながら、実務的なデータ処理能力の訓練に加え、政策決定者としての意思決定を疑似体験することができました。

これらの経験を通じて広がった視野を活かし、さらに学びを深めながら、公共人材として必要なスキルと知識を磨き続けたいと考えています。